しんくらいあんと

なぜかHDDのないHP Compaq nx9010というセイロン2.2GHz搭載ビジネス・ノートパソコンがうちにやっていきた。
HDDをマウントする金具がないので、まともにHDDを取り付けることができない代物ですのよ。
ACアダプタもないので、そのままでは充電すらできない。

電源がないと充電ができないけど、動くかどうかも分からない代物に捧げるACアダプタをかうきにはなれなかったのよ。
しょうがないからマル信無線電機のMP-065Lを買ってきて赤黒1.25mm^2平行ビニールコードをハンダ付けしたの。どうせ充電回路が内蔵されているのだからと、非安定でも平気とたかをくくって、手持ちの350VA変圧器トランス一次側110Vの二次側18Vから全波整流を通して巨大コンデンサで平滑して開放電圧23Vちょいの非安定電源を供給した。とりあえず充電もできて、電源スイッチを入れてBIOSのセットアップ画面を眺めることができた。
ノートパソコンにDCプラグを接続したらよっぽどお腹が空いていたと見えて案の定3ボルトほど電圧低下したのよ。
充電が終わってしまえば、殆ど電流をたべないようで四角いブリッジも大して熱くならないみたいだし、電圧降下も小さくなるみたいですね。どうやら90Wを要求するのは充電の時だけみたいですわ。

edubuntuを焼いたDVDを入れてみたけど、OSを探しに行ってFDDががが〜って音を立てているがDVD-Rは読んでくれなかった。何でだろうと思いつつアレソレ眺めていたら、HPのサイトによると「焼いたDVDは読めません」だそうで、仕様ならしょうがないので我慢することにして…

HDDがなくても起動できるLTSPつまりLinuxシンクライアントをやってみようと!

シンクライアントに投げイメージをどこから作るのかよく分からなかったのだけど、ThinClientHowtoを読んで試してみたら、とりあえずそれらしいものができた。
LANケーブルを差し込んで、いざノートパソコンの電源をいれて内蔵LANから起動してみると、何やら文字がずらずらとスクロールして行く。しばらくするとLTSP書いてある画面がでてきてユーザネームを入れるテキストボックスが出てきた。
あとは、いつものアカウントをキーボードを叩いて入力てログオンできると、テーマの音がなりました。

サーバ機でFirefoxを使っているアカウントで、シンクライアントからログオンしてFireFoxを起動させると「他の画面でFirefoxを起動しているから起動できない」みたいな英語のメッセージがポップアップするのよ。

サーバー機では動かなかったテトリスシンクライアントのノートパソコンからだと動くようです。でもネット越しにテトリスを遊ぶと結構重たい様で、キーの反応が鈍い様子です。4段消しとかするとサーバーの負荷がかかる様で瞬間的にMAX周波数で動作するの。

nx9010のシンクライアントをバッテリーオペレーションで2〜3時間ほど使ってみると、バッテリー横の5段階あるLEDランプは20%の1個のみ点灯するだけになった。(ちなみにBIOSセットアップユーティリティのステータスによると2004年11月製のバッテリーらしい。結構年代物ですわね。)
たぶんシンクライアント側の電源管理とかは放置状態だろうから、これぐらいの時間つかえれば十分なのかもしれない。